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心膜炎とは、心臓を包んでいる心膜ないし心外膜と呼ばれる膜に、炎症が起きた疾患。かつては心包炎、心嚢(しんのう)炎などとも呼ばれていた疾患です。
心膜は、二枚に重なった薄い膜でできています。二枚は、折り返るようにようにつながって、袋状になっています。この袋状の心膜腔(くう)には、リンパ液が入っていて、心臓の収縮と拡張の時に二枚の膜がよく滑り合うように、潤滑油の役目を果たしています。
心膜炎になると、この膜面にフィブリン(線維素)が析出したり、心臓液が貯留します。
…………………………【心膜炎】
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