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症状が強く大きな静脈瘤があるもの、うっ血が著しくて下肢を高く挙げておいても改善しないもの、慢性の静脈血行不全があるもの、血栓性静脈炎を繰り返すものなどに対しては、表在静脈の皮下抜去(ストリッピング)、流入静脈の高位結紮(けっさつ)、局所の静脈瘤の切除、硬化薬注入による治療などが行われます。
しかしながら、手術や硬化薬注入によって、静脈瘤を切除したりすべて排除しても、この疾患は治りません。治療は主に症状を軽減して外観を改善し、合併症を防ぐために行います。どの治療法においても再発や、別の静脈瘤が出てくる場合がありますが、不適切な治療では6カ月から1年以内に再発します。
また、現在ではレーザーやパルスレーザーによる静脈内膜の焼却も行われています。レーザー療法は、高度に集束した強い光を連続的に使用して、組織を切除したり破壊するものです、パルスレーザー療法は、くも状静脈の治療に適用できます。光の当て方が瞬間的であることを除けば、レーザー療法とほとんど変わりません。
…………………………【静脈瘤(りゅう)】
【四百四病の事典】
【メディカル・チェック】
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