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ブルガダ症候群

心室細動により失神し、突然死にもつながる心疾患

ブルガダ症候群とは、重篤な不整脈である心室細動により失神し、死に至る場合がある心疾患。ブルガーダ症候群とも呼ばれます。

普段は軽度の心電図異常しかみられず、心臓超音波検査でも心臓に異常は見当たりませんし、狭心症や心筋梗塞(こうそく)の兆候もありません。1992年にスペイン人医師ペドロ・ブルガダとその兄弟によって報告されて以来、同様の報告が相次ぎ、ぽっくり病を始めとする原因不明の突然死の一部を占めるのではないか、と考えられるようになりました。

しかし、疾患の本態は不明。どういったメカニズムで不整脈が発生するのかなど、まだまだ未知の部分が多い疾患です。心臓細胞の表面には、数種類のイオンチャンネルと呼ばれる特殊な蛋白(たんぱく)質が存在しており、ナトリウムやカリウムなどのイオン分子を心臓細胞に出し入れすることで、心臓の電気活動をコントロールしています。これらの蛋白質の異常により、電気活動の異常、すなわち不整脈が起こりやすくなることがわかっています。

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【ブルガダ症候群】

[1] 突然死にもつながる心疾患

[2] 発症者の大部分が男性

[3] 起こりやすいのは睡眠時

[4] 特徴的な心電図変化

[5] 検査によるリスク評価

[6] 植え込み型除細動器の勧め

[7] 植え込み型除細動器の使用

 

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