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視神経炎の検査と診断と治療
医師による診断では、瞳孔(どうこう)の反応検査と、検眼鏡による眼底検査、及び視野検査を行って診断を確定した後、MRI検査が行われます。
片眼性の視神経炎の場合は、瞳孔の対光反応に左右差があることが特徴的で、瞳孔の反応検査は診断上重要です。急性期視神経炎には、眼底検査で視神経乳頭の腫れが認められることが多いのですが、炎症が眼球より後方の視神経に限られている場合には、眼底は全く正常の所見を示しますが、慢性期視神経炎では視神経委縮を示します。
また、周辺視野検査により、周辺部の視野欠損が発見されることがあります。
視神経の病変を直接見ることができる眼窩(がんか)部や頭部のMRI検査では、視神経炎の原因になっていることがしばしばある多発性硬化症や、まれに視神経を圧迫している腫瘍(しゅよう)が見付かることがあります。多発硬化症の場合には、側脳室周囲の白質に、白色に見える脱髄性病変が散在しています。
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【視神経炎】
【四百四病の事典】
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