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子宮筋腫自体は良性の腫瘍なので、命にかかわることはありませんが、急激に大きくなったものや下腹部がいっぱいになるほど大きなものは、まれに肉腫などの悪性腫瘍の場合もあります。
今は、MRI(磁気共鳴画像診断装置)など画像診断機器が進歩しているので、子宮筋腫の有無は触診と超音波検査でほぼわかります。筋腫の中でもどの種類なのか、とりわけ子宮の内側に発育した粘膜下筋腫は診断が付きにくかったのですが、子宮内部の様子を外から観察し、診断をすることが可能になりました。
治療には薬物療法と摘出手術という2つの方法がありますが、根本的な治療は手術になります。
薬物療法は、ホルモン剤によって、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を一時的に停止させる方法です。Gn−RH製剤と呼ばれる薬が使われ、月1回注射を打つ方法、1日に2〜3回、鼻に噴霧する方法などがあります。これによって、筋腫の重さを半分から3分の2くらいまで縮小させることができます。
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【子宮筋腫】
【四百四病の事典】
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