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●胃炎の治療  

 急性胃炎と慢性胃炎に対しては、それぞれ次のような治療が行われます。

1. 急性胃炎:原因がはっきりしているので、まず原因を取り除くことが大切です。薬が原因なら医師に相談して薬の使用を中止したり、ストレスが原因ならストレスの解消に務めるなどします。

 しかし、それでも症状がある場合は、次のような薬剤による対症療法が行われます。

(1)胃酸分泌抑制薬:胃酸の分泌を抑える薬を服用します。これが対症療法の中心になります。

(2)胃粘膜保護薬:胃の粘膜を保護する薬で、補助的に用いられます。

(3) 運動機能改善薬:胃の運動を活発にする薬で、胃のもたれが見られる場合に用いられます。

2. 慢性胃炎:従来は対症療法だけが行われてきましたが、ピロリ菌が原因となることがわかってからは、抗生物質による根本治療も行われるようになっています。

(1)対症療法:急性胃炎と同様に、胃酸分泌抑制薬、胃粘膜保護薬、運動機能改善薬を服用します。

(2) 根本治療:2〜3種類の抗生物質を、同時に1〜2週間服用し続けることで、胃の中に生息しているピロリ菌を除菌します。2〜3種類の抗生物質を用いるのは、1種類だけよりも効果が高いのと、その抗生物質に対する耐性菌(抗生物質が効かない菌)ができてしまうのを防ぐためです。

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【胃炎】

[1] 急性と慢性

[2] 胃炎の検査

[3] ピロリ菌とは

[4] ピロリ菌の検査1

[5] ピロリ菌の検査2

[6] 胃炎の治療

 

【四百四病の事典】

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【メディカル・チェック】

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