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■慢性疲労と慢性疲労症候群■
あなた自身や、あなたの周りの人で、「激しい疲れで、会話や食事をするのも面倒」、「いくら寝ても寝足りない」、「頭痛や微熱、不眠が半年以上続いている」などの症状が見られる人は、いないでしょうか。これらの症状は、「慢性疲労症候群」の代表的な特徴です。
慢性疲労症候群は「慢性疲労」と似ていますが、れっきとした病気であり、治療が必要です。ガンや甲状腺疾患、更年期障害などの病気はないのに、仕事や家事などに支障をきたすほどの極端な疲労感が半年以上も続き、微熱や頭痛、リンパ節の腫れ、関節痛、抑うつ状態、睡眠障害などの症状も、見られます。
日本では現在、一般の疲労研究の中で、世界をリードする慢性疲労症候群の研究が進められており、TGF‐bやインターフェロンといった免疫物質が大量に作られるのが原因との説が、有力になっています。また、20〜30代に多く発症しているとの指摘もあります。
「正しく治療すれば再発しない」とされていますので、上記の症状に心当たりがある人は、慢性疲労症候群の専門医に早めに受診してもらうことがお勧めです。
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