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∥四百四病の事典∥


マラリア



■アフリカの三大感染症の一つ■ 

 マラリアは、寄生虫のマラリア原虫(プラスモジウム)が原因の感染症で、特徴的な発熱のほか、悪寒、頭痛、吐き気などの症状が現れます。メスのハマダラカが感染者の血液を吸い、別の人を刺して広がります。

 原虫の種類により、熱帯熱マラリア、四日熱マラリア 、三日熱マラリア 、卵型マラリア の四種類があり、種類ごとに熱の出方が異なります。

 熱帯、亜熱帯地域に広く分布し、世界100カ国余りの国々で流行しています。WHO(世界保健機関)の推計では、全世界で毎年、3・5億~5億人の感染者、150万~270万人の死者があると報告されています。

 また、そのうちの90パーセントはアフリカ熱帯地方で発生していると報告され、エイズ、結核と並ぶアフリカの三大感染症に数えられます。

 日本においても、1935年ころまでは年間数万人の患者が発生していましたが、媒介する蚊の撲滅などの結果、現在では海外で感染する、いわゆる輸入マラリア感染者のみの発生であり、毎年100人~150人が報告されています。

 感染者数が少ないために医師の認識が低く、風邪などと誤診されて治療が遅れ、死亡するケ-スもいくつあります。

 効果的なワクチンはありませんが、抗マラリア薬で治療します。しかしながら、薬が効かない薬剤耐性マラリアが増えており、WHOでは二剤併用療法の導入を進めています。

 

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