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∥四百四病の事典∥


フリクテン性角膜炎

■角膜や結膜に水疱状の斑点を生じる眼疾

 フリクテン性角膜炎とは、角膜や結膜に、円形で水疱(すいほう)状の小さな灰白色の斑点(はんてん)が生じる疾患。フリクテンとは、その水疱状の斑点のことです。

 フリクテンは主に、角膜の右端か左端の結膜、すなわち黒目と白目の境目あたりの角膜縁に1〜2個生じ、周囲の結膜は充血します。数日すると、充血の中心が隆起します。自覚的には、涙が出てまぶしく、異物感や痛みがあります。自然に治っても、再発することが多くみられ、炎症が去っても角膜に濁りが残り、視力を損なうこともまれにあります。

 子供に多くみられますが、若い女性にもみられ、特に体の弱い虚弱体質で偏食をする場合に多くみられます。

 原因は不明。昔は結核菌が多かったため結核アレルギーともいわれ、現在ではブドウ球菌や真菌(かび)に対するアレルギーともいわれています。

■フリクテン性角膜炎の検査と診断と治療

 あまり悪質な疾患ではありませんが、早めに専門医の診察を受けます。

 医師は、症状から診断します。治療には、副腎(ふくじん)ホルモン(ステロイド剤)、抗生物質の点眼薬や眼軟こうを用います。角膜の濁りには、赤外線照射や、コットンを目の上に置いて温める温罨法(おんあんぽう)を行います。比較的治りやすいものの、手術が必要なこともあります。

 全身療法として、鉄剤、カルシウム剤、肝油などの内服を行う場合もあります。

 治癒した後、再発することもありますので、偏食や過労には気を付けます。

 

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