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∥四百四病の事典∥


脳腫瘍

●原発性腫瘍と転移性腫瘍に大別

 脳腫瘍(しゅよう)とは、脳や脳を覆う髄膜、血管など、頭蓋(ずがい、とうがい)内のさまざまな組織にできる腫瘍の総称です。

 初めから脳そのものにできる原発性腫瘍と、他の臓器のがんなどが転移してきた転移性腫瘍があります。原発性腫瘍には、神経膠腫(こうしゅ)、下垂体腺腫(せんしゅ)、聴神経腫瘍、髄膜腫などの種類があります。

 脳腫瘍を発症すると、最初は「頭が重苦しい」、「何となく痛い」といった鈍い頭痛が起きます。頭蓋内で痛みを感じる組織が圧迫されることによって起こるのですが、頭蓋内では圧力が広範囲に伝わるため、腫瘍のある個所と痛みを感じる個所とが異なることが、多々あります。また、神経の走る個所の関係から、前頭部や額の痛みとして感じることもあります。

 この頭痛は、早朝に起こることが多く、腫瘍が大きくなるのに伴って、直線的に次第に強まっていき、弱まることはほとんどありません。せきやくしゃみをした時に起こりやすいという特徴もあります。

 また、吐き気がないにもかかわらず突然、吐くこともあります。ただし、頭痛や嘔吐(おうと)などを伴わないケースも少なからずあり、手足のまひやけいれん、物が二重に見えたり、しゃべりにくくなったりするなどの変調を伴うことがあります。

 もし、少しでもいつもと様子が違うようであれば、神経内科や脳神経内科、脳外科、脳神経外科を受診するようにしましょう。医療機関では、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴診断)などによる断層画像や髄液の検査などで、基本的に診断します。

 脳腫瘍のほとんどは良性ですが、良性であっても脳を圧迫するため、命にかかわることがあります。神経膠腫の一部と転移性腫瘍は悪性で、増殖が速い種類。

 良性でも悪性でも普通、腫瘍を取り除く手術が行われます。ガンマナイフという特殊な放射線治療が行われる場合もあります。悪性腫瘍で除去できないものに対しては、放射線治療や化学療法が行われます。

 

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