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∥四百四病の事典∥


急性中耳炎



●耳痛、発熱、鼓膜の腫れ

 急性中耳炎とは、ウイルスや細菌の感染によって、耳の鼓膜と内耳との間にある中耳が炎症を起こした状態です。成人より小児に多い疾患で、風邪やアレルギーが誘因となります。

 耳と鼻の奥をつなぐ耳管から、鼻やのどの細菌などが中耳に入って炎症が起こると、耳が痛み、耳の詰まった感じ、難聴に加え、発熱、全身倦怠(けんたい)、頭痛が起こり、鼓膜が赤く腫(は)れます。

 鼻を強くかまない、安静にする、入浴を控えるなどを心掛ければ、急性中耳炎のほとんどは、一週間くらいで治ります。急性中耳炎のうちによく治療し、耳だれを主症状とする慢性中耳炎にならないように、心掛けたいものです。

 治療に当たる多くの医師は、全例にアモキシシリンなどの抗生物質による治療を行っています。自然に治癒するか、悪化するかどうかを予測するのが、難しいためです。アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬は、痛みを和らげます。フェニレフリンが入ったうっ血除去薬も、効果があります。抗ヒスタミン薬は、アレルギーによる中耳炎の場合は有効ですが、風邪には効果はありません。

 痛みや熱が激しかったり、長引く場合、また鼓膜の腫れがみられる場合には、鼓膜切開を行って、耳だれを中耳から排出します。鼓膜を切開しても聴力に影響はなく、切開した穴も普通は自然にふさがります。

 中耳炎を繰り返し起こす場合は、鼓膜を切開して、耳だれを排出する鼓膜チューブを設置する必要があります。

 

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