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∥四百四病の事典∥


咽頭(いんとう)炎

■のどに炎症の起こる疾患で、急性と慢性の別

 咽頭(いんとう)炎とは、のどに炎症の起こる疾患。急性咽頭炎と慢性咽頭炎とがあります。特に口蓋扁桃(こうがいへんとう)の炎症が強い場合は、扁桃炎として区別しています。

急性咽頭炎

 急性咽頭炎はウイルス、細菌感染によって起こり、しばしば風邪の一症状として現れます。

 鼻とのどの境目あたりの乾燥感、のどの入り口あたりの咽頭のつかえる感じや引っ掛かる感じの異物感に始まり、次第に痛みが起こります。特に強く痛みを感じるのは、食べ物を飲み込む時です。扁桃炎があれば、症状はさらに強くなります。

 また、高熱、全身倦怠(けんたい)などの全身症状も伴います。食べ物が少ししか飲み込めないような状態が続けば、全身衰弱も起こります。

慢性咽頭炎

 咽頭炎の慢性化の原因として挙げられるのは、急性咽頭炎の繰り返しや、ほこり、過度の喫煙、飲酒などによる咽頭粘膜への持続的な刺激、副鼻腔炎などの鼻の疾患、口腔(こうくう)の不衛生などです。糖尿病や胃腸病、貧血などの全身的な疾患が原因になることもあります。

 症状は、のどがいがらっぽい、かゆい、乾燥するといった異物感がいつもあり、のどの痛み、頭痛、微熱もあります。頸部(けいぶ)リンパ節がはれることもあります。急性咽頭炎、扁桃炎を起こしやすく、この時は強い症状が出ます。

■咽頭炎の検査と診断と治療

急性咽頭炎

 急性咽頭炎は、耳鼻科の視診で診断はつきます。発症者自身が口を開けて鏡に映してみても、のどが赤くはれ、つぶつぶが見えます。つぶつぶは、咽頭リンパ濾胞(ろほう)がはれて、大きくなったもの。扁桃も赤くはれ、白いこけがついています。

 軽度ならば、安静、うがい、抗生物質の服用ですぐ治ります。全く食べられない状態であれば、点滴により栄養補給を行うほか、強力な抗生物質療法、鎮痛剤、解熱剤が必要になります。

慢性咽頭炎

 耳鼻科で治療を受けます。急性咽頭炎と同様のうがい薬やトローチなどで、のどを清潔に保ち、炎症を抑えます。ただし、抗生物質は慢性の疾患に長い間、使い続けると副作用が気になるため、スプレー(ネブライザー)として用いる方法が中心となります。禁煙、節酒、刺激物を避ける、無理をしないなど生活上の節制も重要です。

 

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