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■診断と一般的な治療法

 パニック障害の疑いがあると思う時には、精神科、心療内科を受診する必要があります。

 医師による診断では、予期しないパニック発作が繰り返し起こり、それらに対する予期不安が1カ月以上続く場合、パニック障害の可能性を疑います。診断基準としては、アメリカ精神医学会「DSM-IV 精神障害の診断と統計の手引き」が多く用いられています。

 実際のパニック障害の診断では、広場恐怖を伴わない軽症例と、広場恐怖を伴う慢性化した症例との2つに区分されます。なお、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病、強迫性障害などの精神疾患の症状の一つとしてパニック発作を併発する場合は、これらの病気の症状の一つとして扱われます。

 身体疾患が原因になっている場合も、パニック障害とは診断しません。心血管系の病気、呼吸器の病気、低血糖、薬物中毒、てんかんなど、パニック障害と同じような症状を引き起こす他の疾患がないことを確認するため、尿検査、血液検査、心電図検査、脳波検査なども行われます。

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【パニック障害】

[1] 主症状は強い不安感

[2] 発作と予期不安

[3] 広場恐怖の症状

[4] うつ状態の併発

[5] 医師による診断

[6] 薬物療法について

[7] 精神療法について

[8] 生活習慣の改善

 

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