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■手術を主に放射線治療、化学治療も

 進行した食道がんは隣接する他の臓器やリンパ節を侵し、末期には肝転移もみられるため、早期発見、早期治療が何より大切となります。比較的周囲に浸潤しやすい理由としては、食道が他の消化器臓器と異なり、外膜である漿(しょう)膜を有していないことが挙げられます。

 医師が早期治療するには、粘膜がんの状態で発見することが必要ですが、この段階では、ほとんどの人に症状の自覚はみられません。粘膜がんの状態で治療されるような人は、上部消化管内視鏡検査を含めたスクリーニング検査で発見されています。人間ドックや検診で、胃の異常を指摘され、内視鏡検査を受けた際に、食道に発赤粘膜やわずかな凹凸病変などを指摘された人です。

 ほかの消化管がんでも同じですが、今日では粘膜がんであれば内視鏡で治療できるようになっています。

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【食道がん】

[1] 上皮細胞がん

[2] 腺(せん)がん

[3] 食道がんの症状

[4] 内視鏡による治療

[5] 手術と放射線治療

[6] 化学治療ほか

 

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