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 多くの場合、激しい腹痛は持続性で、食欲不振、吐き気、嘔吐があり、のどの渇きと熱感を感じ、間欠的な震えを生じます。体温は38~40℃近くに上昇し、若く健康であった人ほど高熱となり、高齢者や衰弱した人では発熱はわずかなことがあります。

 顔は苦痛のためにゆがんで、苦悶(くもん)状となり、目は落ちくぼみ、皮膚は乾燥して、いわゆる腹膜炎顔貌(がんぼう)を呈します。呼吸も浅く速くなります。腹部は腹筋を緊張させて、安静を保とうとするため、平坦となり、板のように硬くなります。

さらに病勢が進むと、循環血液量の減少、細菌毒素のためのショック状態に陥り、死亡の危険度は高まります。

 急性汎発性腹膜炎を薬で治すことはまず不可能で、緊急手術を行うことになりますので、夜間であろうと、手術のできる病院へできる限り早く行くことが大切です。

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【急性腹膜炎】

[1] 腹膜に起こる炎症

[2] 細菌感染と消化管穿孔

[3] 汎発性と限局性

[4] 汎発性の危険性

[5] 医師の腹部所見

[6] 検査、治療、予後

 

【健康実用辞典】

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【メディカル・チェック】

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