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さらに、そのためには明日、そして今日やるべきことは何かを考える。二十年後という大きな展望から、自分が今日やるべきことまでを考えるのである。
実際、二十年後の状態というのは、まだ、ぼんやりとしか見渡せないだろう。それを十年後、五年後、一年後といったように細分化してゆくと、今日やるべきことにたどり着く。
つまり、今日一日の実行すべきことというのは、一見見えないようであっても、実は二十年後にちゃんとつながっていくのである。
こういう将来展望という大目標、今日一日やるべきことという小目標は、人間にとって非常に大事である。人間は目的に向かってこそ、努力をしたり、苦労をしたりできる。それこそ雲をつかむような漠然とした状態では、意欲を高めようもない。
だからといって、あまりにも現実離れした高い目標を掲げてしまうと、私たち人間はその能力を発揮できないものである。
目標が適度だった場合には、人間は「よし、やってやろう」という気になる。それが夢物語のように大きすぎたり、高すぎたり、漠然としたものでは、気持ちがついていかない。
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