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椎間板ヘルニアによる場合には、安静にし、仰向けに寝て、下肢の牽引(けんいん)療法を行います。温熱治療としてホットパックや極超短波などが行われ、痛みやしびれを抑えるために、非ステロイド性消炎鎮痛剤の飲み薬や坐薬が使われることもあります。圧迫が高度で、知覚鈍麻などが強ければ、外科的に神経根部を圧迫しているところを除去すれば、症状は完全に治ります。
また、変形性脊椎症を合併している場合には、コルセットを着用し、再発の防止に努めます。
椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛は、数週間の安静だけでもよく治ります。この場合、できるだけ硬い布団の上で寝るようにします。腰に負担のかかるような無理な姿勢は、禁物です。
糖尿病が原因となっている場合には、糖尿病をよくコントロールするだけで、症状が改善していきます。食事療法や軽い運動を行って、体力を増強し、抵抗力を高めるようにすることが大切です。
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【坐骨神経痛】
【四百四病の事典】
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