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確実な治療法がない現在、大切となるのは、非常に進行の遅い眼科疾患であることを理解して視力や視野の良いうちから慌てないこと、矯正視力や視野検査結果を理解して自分の進行速度を把握すること、進行速度から予測される将来に向けて準備をすること、視機能が低下してきても各種補助器具を用いて残存する視力や視野を有効に使い生活を工夫することです。

補助器具のうち拡大読書器などを使えば、かなり視力が低下してからも字を読んだり、書いたりすることが可能です。コンピューターの音声ソフトを使えば、インターネットに接続したり、メールを送受信することも可能です。

さらに、遺伝子治療、網膜移植、人工網膜など、網膜色素変性症を治療するための研究が、主として動物実験で行われています。これらの治療法はまだ実際に誰に対しても行える治療法とはなっていませんが、その成果は次第に上がってきています。

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【網膜色素変性症】

[1] 初期症状は夜盲が主

[2] 一人での歩行が困難に

[3] 網膜中の視細胞

[4] 遺伝子の異常が関与

[5] 遺伝傾向のタイプ

[6] 症状と進行に個人差

[7] 眼底に現れる変化

[8] 対症的な治療法

[9] 補助器具などの活用

[10] 医療費助成制度

 

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