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■ＧＡＤの特徴■　

　GADの患者さんが持つ不安や心配の原因は、ある特定のことに限定されるわけではありません。「家庭生活」、「仕事」、「学校」、「近所付き合い」、「地震や大雨などの天災」、「外国での戦争」など、あらゆるものが対象になります。

　そして、自分ではどうすることもできない事柄についても深刻に悩み、不安や心配をコントロールできなくなって、「心や体」の調子が悪くなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。

　アメリカで行われた調査によれば、一生の間にGADにかかる人の割合、すなわち生涯有病率は3～5％、また、不安を専門に診ているクリニックでは、全患者の30％程度がGADと診断されており、患者がかなり多くいる病気であることがわかります。

　なお、患者の男女比が1：2となっているように、女性に多い病気であり、20歳前後で発病することが多いといわれています。　

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