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さらに進行してくると、黄疸(おうだん)が出て、おなかが膨らみ、腹水がたまります。足にむくみが出現し、へそ周辺の静脈が腫(は)れ、門脈圧亢進(こうしん)症という状態になると、食道静脈瘤(りゅう)の破裂で吐血します。

本来、腹部内の臓器から集められた血液は、すべて門脈という血管によっていったん肝臓に運ばれ、大静脈を経由して心臓に戻ります。肝硬変があると肝臓内の血液の流れが悪くなるため、門脈の血液が肝臓に入る時に抵抗がかかり、門脈の圧が高くなって、門脈圧亢進症を招きます。

肝臓内を通り切れない門脈血は、食道の部分の静脈を脇(わき)道として遠回りし、大静脈に注ぐことになります。この食道部分の静脈を流れる血液量が多くなると、静脈の圧が高まって腫れ、その食道静脈瘤が破れると吐血を起こすのです。

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【肝硬変】

[1] 肝臓が硬く変化

[2] 肝硬変の主原因

[3] 初期、早期の症状

[4] 黄疸、腹水、吐血

[5] 昏睡に至る肝性脳症

[6] 医師による検査

[7] 代償期と非代償期

[8] 食道静脈瘤の治療

[9] 肝性脳症の治療

 

【四百四病の事典】

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【メディカル・チェック】

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