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●白内障の種類と原因

◆先天性白内障

 生まれつき水晶体に濁りのある人は、少なくありません。けれども、その濁りがひどくて、視力に影響の出るような白内障の人は、2000~3000人に1人くらいと見なされています。

 先天性白内障の原因としては、妊娠初期における母親の風疹への感染のほか、遺伝などが考えられます。親側の予防策としては、家族に先天性白内障のある人同士の結婚は避けること、妊娠初期の健康に注意することなどが大切です。

 普通、症状は進行しませんが、まれに進行する場合もあります。医師による治療法としては、手術で混濁した水晶体を取り出すか、混濁が一部である場合には、瞳の周りにある虹彩(こうさい)を切り、透明な部分まで瞳を広げるなどの処置が施されます。

 手術をしても、片側の目だけの先天性白内障では、視力はあまりよくなりません。ほかの合併症のない両眼性のケースでは、正常な視力を得ることも珍しくありません。

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【白内障】

[1] 水晶体の濁り

[2] 原因はさまざま

[3] 白内障の症状

[4] 皮質からと核から

[5] 先天性白内障

[6] 老人性白内障

[7] 併発と外傷性

[8] 手術の時期

[9] 医師への相談

[10] 手術前の検査

[11] 日帰り手術も

[12] 超音波乳化吸引術

[13] 手術を受ける時

[14] 眼内レンズについて

[15] 手術後の注意点

 

【四百四病の事典】

[13] ピックアップ

 

【メディカル・チェック】

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