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すでに大きな心筋梗塞(こうそく)がある場合にも、痛みを感じないことがあります。心臓を移植した場合にも、神経がつながっていないために痛みを自覚できず、虚血性心疾患の発見が遅れることが欧米では問題になっていますが、日本でも決して対岸の火事ではありません。

無症候性心筋虚血は、1型、2型、3型の3つに分けられます。

1型は全く症状がない厄介なもので、日本では健康と思っている人の2〜3パーセントにあると見なされます。検診やほかの疾患で診察を受けた際に、偶然見付けられる程度です。

2型は、心筋梗塞に合併します。狭心症と一緒にみられることが多く、比較的診断されやすいもの。普通、心筋梗塞の20〜50パーセントにみられますが、急性期ほど頻発します。

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【無症候性心筋虚血】

[1] 自覚症状がない心筋虚血

[2] 1型、2型、3型

[3] 3型は狭心症と一緒に発症

[4] 各種の検査が不可欠

[5] 毎年1回の検診を

 

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