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甲状腺クリーゼによる興奮状態から、精神疾患と間違われ、救急隊員が搬送先の医療機関の選択に苦慮することがあります。また、乗用車などの運転中の事故の原因となることがあります。

現在では、甲状腺機能亢進症の治療をちゃんと受けていれば、甲状腺クリーゼになることはないといわれています。感染症、糖尿病などからなる場合もありますが、バセドウ病を原因とする甲状腺機能亢進症を放置していたために、甲状腺クリーゼになる場合が多いので、バセドウ病の人は医師から処方された薬の量を自分の判断で増減したり、勝手にやめたりしないことが大切。

医師による甲状腺クリーゼの治療では、通常の甲状腺機能亢進症の治療に加えて、集中治療室での強力な治療を要します。治療に際しては、ベータ遮断剤、抗甲状腺剤などが用いられます。

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【甲状腺クリーゼ】

[1] 甲状腺機能亢進症の重症化

[2] 自己判断で薬を増減しない

 

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