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症状の特徴としては、飲酒のコントロールが効かないとともに、飲酒をやめた時に離脱症状が出ることです。離脱症状とは数日以内に起こる精神症状と身体症状で、精神症状としてはイライラ、不安、抑うつ気分、不快感または脱力感があり、身体症状としては発汗、下痢、手の震え、吐き気、起立性低血圧などがあります。飲酒すれば、離脱症状は軽減ないしは消失します。

飲酒のせいで食欲がわかずに栄養失調になったり、酔って転倒し骨折する危険性も高くなります。

症状が進行すると、いくつかの精神症状が現れます。その一つはアルコール離脱せん妄というタイプで、従来は振戦(しんせん)せん妄という診断名で呼ばれていたものです。

飲酒の減量または中止後1週間以内に、せん妄という意識状態の変化が生じ、恐ろしいものが見える幻視を伴ったり、不安になっておびえたりします。幻視は活発で、主に虫やネズミなどの小動物が見えてしまうケースが多くなります。同時に、自律神経機能の高進で頻脈や発汗が出現したり、手足が震える振戰が起こったりします。

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【アルコール依存症】

[1] 予備軍と合わせ440万人

[2] 酒をやめた際の離脱症状

[3] 各種の精神症状1

[4] 各種の精神症状2

[5] 依存症に伴う身体症状

[6] 女性の場合の危険性

[7] 大切なのは本人の認識

[8] 精神科での入院治療

[9] 断酒継続の難しさ

[10] 断酒会などへの参加

 

【健康実用辞典】

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