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専門の医師は、目を見ただけである程度の診断は可能ですが、まず急性結膜炎と区別します。視力を測定し、次には、眼球内に炎症が波及していないかを観察する細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査を暗室で行います。緊急にCT、MRIなどの画像撮影も行い、眼窩内の病状を把握すると同時に、副鼻腔などの状態をチェックして炎症の原因となった細菌がわかれば、薬剤に対する感受性検査を行います。

蜂巣炎の治療では、点滴などで全身的に大量の広域抗菌剤の投与を行います。黄色ブドウ球菌などの起炎菌が特定された場合は、感受性のある抗菌剤を用います。切開して膿(うみ)を出すこともあります。周囲の副鼻腔、耳、歯などの炎症が原因の時は、それぞれの専門医に治療を依頼し、原因となる疾患の除去を図ります。

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【蜂巣炎(眼窩蜂窩織炎)】

[1] 起炎菌は黄色ブドウ球菌など

[2] 発赤、強い痛み、視力障害

[3] 発熱、全身倦怠感、頭痛

[4] 抗菌剤の投与で治療

 

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