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それでも出血の吸収傾向がみられない時には、硝子体切除術を行ない、出血で濁った硝子体を取り除いて、視力回復を試みます。硝子体切除術は、まず角膜の周辺から特殊な器具を挿入し、目の奥にたまっている血液や濁った組織、またゼリーのような硝子体も切除、吸引します。

硝子体は眼球の丸みを保つために必要な組織ですから、切除すると同時に、代わりの液体やガスを注入する必要があります。この方法は、硝子体置換術と呼ばれます。

硝子体手術を行った後は、出血や術後感染症、角膜混濁、網膜剥離(はくり)などの合併症に十分注意する必要があります。医師の指示を守り、しばらくは安静に過ごすことです。

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【網膜硝子体出血】

[1] 別名、眼底出血

[2] 充血や結膜下出血と異なるもの

[3] 主原因は網膜中心静脈閉塞症

[4] 出血部位による分類

[5] 重大疾患を見付ける目安に

[6] 症状、原因に合わせた治療

[7] 硝子体の手術と術後

 

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