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また、眼球がかなり大きくなっているため、網膜が引き伸ばされて非常に薄くなっており、目をちょっと打っただけで、網膜の中心部がひび割れや出血によって委縮したり、網膜が眼底からはがれてくる網膜剥離(はくり)などの症状を起こします。このような病的近視は、発生する原因がまだ不明で、遺伝が関与しているともいわれます。

なお、近視のごく始まりの状態を仮性近視、あるいは偽近視といいます。若年者が照明や姿勢の不良のもとで、長い時間続けて本を読むなど、目を近付けての作業を続けた際、近視になりかけの状態のまま、毛様体筋という調節に関係する筋肉の緊張が続き、軽い近視状態になっているものです。

仮性近視の場合は、時々作業を中止して遠方を見て、目を休める必要があります。また、正確な屈折検査を受け、必要なら眼鏡、コンタクトレンズを使用します。

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【近視】

[1] 屈折性近視と軸性近視

[2] 軽い遠視から正視へ

[3] 病的近視というもの

[4] 仮性近視というもの

[5] 凹レンズによる矯正

[6] コンタクトレンズの利用

[7] 近視治療の手術的方法

[8] 病的近視への対処

[9] 目の健康への心掛けを

 

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【メディカル・チェック】

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