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肺動脈狭窄(きょうさく)症とは、右心室から肺動脈へと通じる通路が狭い状態の疾患。比較的多く、先天性心臓病の約10パーセント近くを占めています。
この疾患には、弁性狭窄と漏斗(円錐〔えんすい〕)部狭窄の2種類があります。弁性狭窄は、正常では3つに分かれている肺動脈弁が互いに癒着して、メガホン状に狭くなり十分に開かないもの。漏斗部狭窄は、肺動脈弁の下部の心筋が分厚くなり、右心室の流出路が狭くなっているもの。時には、この2つが合併することもあります。
いずれの場合も、右心室の出口が狭いために、正常よりも高い血圧で血液を送り出さなければならぬ右心室に負担がかかり、右心室は肥大し、肺へと流れる血液量が減少します。
【肺動脈狭窄症】
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