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根治術ができない場合には、鎖骨下動脈と肺動脈を人工血管でつないで、肺血流を増加させる待機的手術が行われます。これはブラロックトーシッヒ手術、BTシャント術などと呼ばれ、チアノ-ゼが軽減され、無酸素発作の予防になります。高度の肺動脈狭窄や左心室の低形成を伴う場合、無酸素発作を伴う低体重の乳児の場合、冠動脈の異常を伴う場合などに選択されます。待機的手術後に開心術を安全に行うための条件が整えば、根治術が行われることもあります。

根治術後のファロー四徴症の予後は、良好です。多くの場合、制限のない日常生活が見込まれ、女性であれば妊娠、出産も健常人と同様に可能となります。しかしながら、血液の流れの上ではチアノ-ゼは完全になくなりますが、心臓そのものが全く正常の心臓に変わるわけではないので、根治術後も定期的なフォローアップが必要です。

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【ファロー四徴症】

[1] 心室中隔欠損、肺動脈狭窄

[2] 大動脈騎乗、右心室肥大

[3] チアノーゼと呼吸困難

[4] 成人で判明するケースも

[5] 無酸素発作を予防する

[6] 第一選択は開心術

[7] 第二選択は待機的手術

 

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