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白血病全体のうち、急性白血病が約4分の3を占め、残り4分の1のほとんどが慢性骨髄性白血病です。急性白血病のうち、急性骨髄性白血病(AML)は成人に多く、急性リンパ性白血病(ALL)は小児に多い傾向があります。白血病の原因は不明ですが、放射線被曝(ひばく)やある種の染色体異常、免疫不全症がある場合に、発症頻度が高いことが知られています。
急性白血病は、ある日突然、それまで健康であった人に発症してきます。症状には個人差があって多彩ですが、典型的な例は発熱、全身のだるさ、皮下や歯根などの出血傾向、貧血、骨痛、関節痛など。風邪と同じような症状が続き、出血傾向があり、発熱が通常の風邪薬でなかなかよくならないと訴えて、医療機関を受診するケースもよくみられます。
高年齢者の場合、典型的な症状を欠くことがあり、出血傾向や貧血だけが現れることが少なくありません。
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【急性白血病】
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