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4つの症状で冠動脈瘤がみられないもの、3つ以下の症状しかないのに冠動脈病変があるものは、不全型の川崎病とされます。最近は、この不全型の川崎病がかなりみられますが、不全型の中にも冠動脈病変が残るものがあり、軽視することはできないと考えられています。
 
治療の最終目標は、起こっている強い炎症をできるだけ早く終わらせて、結果として冠動脈瘤ができないようにすることです。遅くとも、発病から1週間以内には治療を始めることが大切です。標準治療として、ガンマグロブリン大量投与とアスピリン内服療法が確立されています。
大量のガンマグロブリンは、心臓の血管異常の発生を予防し、全身の炎症を抑える目的で、点滴静注(静脈注射)します。点滴静注の方法についてはさまざまな方法が試みられてきましたが、できるだけ多い量を短期間に入れたほうが冠動脈の異常が起こりにくいことがわかっています。体重当たり2グラムを1回、あるいは体重当たり1グラムを2日間点滴静注する方法が、多く用いられています。

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【川崎病】

[1] 4歳以下の乳幼児に発症

[2] 発熱や皮膚症状などが出現

[3] 心臓血管系の合併症

[4] 川崎病の診断手引き

[5] ガンマグロブリンの投与

[6] アスピリンの内服

 

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【メディカル・チェック】

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