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幻覚は音、視覚、におい、味、身体的感触について生じることがありますが、最も多い幻覚は音の幻聴。自分の行動に関して意見を述べる声、互いに会話する声、あるいは批判的で口汚いことを話す声など、周囲の人には聞こえていない声を現実に聞くことがあります。

思考障害は、思考が支離滅裂になることをいいます。話に取り留めがなく、話題が次々に変わり、何をいいたいのかわからない意味不明な会話をします。話すことが多少混乱している程度の場合もあれば、完全に支離滅裂で理解できない場合もあります。

奇異な行動は、急激な興奮、子供のようなばかげた行為、だらしない外見、不衛生、不適切な行動などの形で現れます。奇異な行動の極端な形として、一定の姿勢を崩さず、周囲の人が体を動かそうとすると強い抵抗を示したり、逆に目的のない非誘発性の体の動きをみせたりします。

これらの陽性症状は、安心感や安全保障感を著しく損ない、一度症状が現れるとそこからの回復過程は緩やかで、十分な時間を必要とします。

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【統合失調症】

[1] 主症状は幻覚、妄想

[2] 100人に1人が発症

[3] 精神機能の損傷程度

[4] 陽性症状の特徴1

[5] 陽性症状の特徴2

[6] 陰性症状の特徴

[7] 認知障害の特徴

[8] 4タイプの亜型分類

[9] 統合失調症の診断

[10] 薬による治療

[11] 新しい抗精神病薬

[12] 地域支援活動

 

【四百四病の事典】

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