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無痛性甲状腺炎

痛みの出ない一過性の甲状腺炎

無痛性甲状腺(せん)炎とは、何らかの原因により甲状腺の細胞が壊れ、中に蓄えられていた甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出して、一過性の甲状腺機能亢進(こうしん)症を示す疾患。

亜急性甲状腺炎と違って、甲状腺に痛みがないので無痛性甲状腺炎と呼ばれています。別名、無痛性亜急性甲状腺炎、無症性リンパ球性甲状腺炎、分娩(ぶんべん)後甲状腺炎。

出産を切っ掛けに起こることがよく知られていますが、特に誘因がなく発症する場合もあります。原因はまだわかっていません。自己免疫性の疾患と考えられていて、慢性甲状腺炎(橋本病)をもともと持っている人がかかりやすいともいわれています。

病気の早期には、動悸(どうき)、暑がり、体重の減少などの甲状腺機能亢進症の症状が現れます。このような甲状腺ホルモンが多いための症状は、約1カ月でなくなります。

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【無痛性甲状腺炎】

[1] 痛みがなく一過性

[2] バセドウ病との差異

[3] 治療せず経過をみる

[4] 再発には注意を

 

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