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 出生時体重は正常ですが、次第に成長、発達が遅れてきます。新生児黄疸(おうだん)から引き続き、黄疸がなかなかとれません。

 顔つきは特徴があり、まぶたがはれぼったく、鼻は低く、いつも口を開け、大きな舌を出しています。これをクレチン顔貌(がんぼう)と呼びます。皮膚は乾燥し、あまり汗をかかず、腹部は大きく膨れています。また、臍(さい)ヘルニア、頑固な便秘があります。

 また、四肢、特に手足の指が短いことが特徴的です。周囲に興味を示さず、あまり泣かずによく眠ります。体動も不活発で、おとなしい子供です。

 これらの症状は乳児期以後に認められるものが多く、新生児期にははっきりした症状を示しにくいものです。

 そのまま放置しておくと、運動機能の発達の遅れ、発育障害がみられ、おすわりや歩行が遅れ、知能も障害されます。また、骨の成熟が著しく遅れ、身長が伸びずに小人症になります。

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【先天性甲状腺機能低下症】

[1] 生まれつきの疾患

[2] 乳児期に現れる症状

[3] 集団スクリーニング

[4] 甲状腺ホルモン剤

 

【四百四病の事典】

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【メディカル・チェック】

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