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老子の思想を哲学的に発展させた「荘子」では、巡りくる四季の変化を、「気」の中の「気」たる陰陽、陰気と陽気の消長であるとはっきり述べている。
また、「荘子」には、「天地は形の大なる者、陰陽は気の大なる者」とある。陰陽の「気」、すなわち万物を構成する陰気と陽気の大きさ加減は、ちょうど天地が大きいことと同様であるとする。
「荘子」が論じる「気」は多彩で、示唆に富むものであるが、「気が変じて形あり、形が変じて生あり、今また死にゆくは、これ相ともに春夏秋冬をなし、四時に行われるなり」ともあり、ここに道家の「気」的宇宙生成論がほぼ完成していることがわかる。
人間の生と死を「気」の一字によって端的に表現し、「人の生は気の聚(あつ)まるなり。聚まれば則(すなわ)ち生、散れば則ち死……故に曰(いわ)く、天下の一気に通じるのみ」ともいう。
道家の主張する思想を貫いている「気」一元論が、この句で明らかになる。つまり、宇宙天地の至る所にある「気」は、集合すれば人の生となり、離散すれば人の死となる。
だとすれば、生死ということに心を苦しめる必要はなく、自由の境地に遊ぶことこそが、無為自然の道の体得者の態度であるというものだ。
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【思想としての「気」2】
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