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●原因は多岐に渡る
肋膜炎によって胸腔に胸水が貯留すると、ほとんどの人は胸痛、背部痛を感じ、量が多くなると呼吸困難を起こします。また、原因によって差がありますが、発熱することが多く、咳(せき)、痰(たん)、血痰(けったん)、体重減少なども起こります。
このような症状のある時、深呼吸や咳で増悪する胸痛を自覚する時には、速やかに呼吸器科、内科を受診してください。特に気を付けなければならないのは急性肋膜炎で、これは肺炎、肺がん、結核などが進行して、肋膜を侵すことによって発症します。喫煙者が症状を感じれば、肺がんなど悪性腫瘍(しゅよう)によるものの可能性が高まります。
肋膜炎の原因は多岐に渡りますが、感染症、悪性腫瘍が主なものであり、膠原(こうげん)病、肺梗塞(こうそく)、石綿肺(せきめんはい)、低蛋白(たんぱく)血症、うっ血性心不全、消化器疾患でも胸水がたまります。
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【肋膜炎】
【四百四病の事典】
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