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∥四百四病の事典∥


バセドウ病

●甲状腺ホルモンの作りすぎが要因

 バセドウ病とは、のどの下にある甲状腺(こうじょうせん)の機能の高まりにより、甲状腺が膨れる病気です。甲状腺機能亢進(こうしん)症の代表的な病気で、中年女性に多く、最近では若い女性にも増えてきています。バセドウ病はドイツ語圏での呼び名、英語圏ではグレイヴズ病というのが通常。

 病にかかると、甲状腺ホルモンを必要な量より大量に作りすぎて、血液中に多く流れ、全身の新陳代謝を活発にさせるため、さまざまな症状が現れます。動悸(どうき)がしたり、異常に汗が出たり、手が震えたり、下痢をしたりします。眼球が飛び出して、やせてくる場合は、容姿が気になります。

 イライラと落ち着かず、興奮しやすく、病的な不安や妄想を抱いたりすることもあるため、精神病と間違われることもあります。「びっくりバセドウ」の異名があるように、もともと情緒不安定で、感受性の強い人が精神的なショックを受けて、発症することがあります。

 医師による治療では、初めは抗甲状腺剤を服用しますが、完治には長い期間を要します。薬の長期服用が困難な場合は、個人差や病気の状態などにより、手術(甲状腺亜全摘術)や、アイソトープ治療(放射性ヨード内服)が選択されます。

 どの治療法を選ぶにしても、ポイントは甲状腺ホルモンを正常な量にコントロールすることです。ホルモン量が正常になれば、健康な人と変わらない生活ができます。

 

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