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∥四百四病の事典∥


皮膚掻痒症



●全身性掻痒と局限性掻痒

 皮膚掻痒(そうよう)症とは、皮膚には発疹(はっしん)も出ないのに、かゆみだけを訴える病態です。全身性と局限性の掻痒があり、心理的ストレスにより皮膚のかゆみが誘発されるケースと、体質的に皮膚が知覚過敏で弱いため、ちょっとした刺激に過剰に反応して、かゆくなるケースがあります。

 心理的ストレスがかゆみが誘発することは、成人の場合よく見られる現象です。性格的には、他人に対して敏感なのに、自分の感情をうまく表現することができない人、攻撃性がうまく処理されずに抑圧され、攻撃衝動のうっ滞しやすい人によくみられます。攻撃性や、怒り、不安を抑制する防衛機制に破綻(はたん)を来すことから、掻痒症が現れるのです。

 皮膚の神経の知覚過敏のほうは、 肌がカサカサになりやすい乾燥性ドライスキンの人によくみられ、 空気の乾燥した冬には老人に多く発症します。動物性の脂肪の多い食事を取ると、かゆみが増加する場合もあります。チリやダニアレルギーの体質があれば、ハウスダストの多い生活環境下では悪化しやすくなります。

 このように性格や生活環境に、皮膚掻痒症の症状を増悪させる原因が隠されている場合が多いので、総合的に判断して、それらの原因を取り除くことが大切となります。

 気持ちをゆったりする、下着などの素材に注意する、脂肪の多い食品や刺激の強い食品を避ける、アレルギーの炎症を抑えるタイプの油を多く含むサプリメントを内服する、ドライスキン対策としてワセリンなどの保湿剤をまめに塗る、などです。

 

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