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‖四百四病の事典‖


群発頭痛



■20〜30代の男性に多い頭痛■ 

 群発頭痛は、1時間程度の激しい頭痛が1〜2カ月の間、連日のように群発するのが特徴で、血管の拡張が原因で神経が刺激されて起こると考えられています。片頭痛が女性に多いのに対して、群発頭痛は20〜30代の男性に多い頭痛です。頻度が比較的まれであるため、三叉(さんさ)神経痛や片頭痛と勘違いされることがあります。

 目の奥やこめかみの辺りをえぐられるような、転げ回るほどの激しい痛みが1時間程度続き、自然に治まります。頭痛は年に1〜2回、あるいは2〜3年に1回程度現れ、毎日のように群発します。それが1〜2カ月間続きますが、その時期が過ぎれば全く頭痛は起こりません。

 頭痛は睡眠中に起こりやすく、明け方の痛みで目を覚ますこともあります。発作中に、頭痛のある側の目が充血する、涙が出る、鼻が詰まる、鼻汁が出るなどの症状を伴うことがあります。片頭痛のように吐き気や嘔吐(おうと)は、あまりみられません。

 群発頭痛の発作時の対応としては、酸素吸入を行ったり、セロトニン作動薬(トリプタン)を使ったりしますが、どちらも医師の処方が必要です。酸素吸入は、100%の酸素を15分間吸入するというものです。群発頭痛は夜中に起こることが多いため、酸素ボンベをレンタルして使用します。また、エルゴタミン製剤の服用は、睡眠中に起こる発作の予防に効果があります。

 群発頭痛を予防するための日常生活での注意点は、以下の事項です。

○発作の誘因となるストレスや疲労、睡眠不足を避ける

○睡眠中に発作が起こることが多いため、昼寝をしない

○飲酒を控える

○発作が起こりそうになったら、窓を開けて深呼吸する

○入浴後に発作が起こる人は、シャワーですませる

○気圧変化は発作の誘因となるため、飛行機の搭乗や登山を控える 

 

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