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∥四百四病の事典∥


腕神経叢まひ


●腕にいく神経の束に発生するまひ

 腕(わん)神経叢(そう)とは、首と鎖骨の間にある、腕にいく神経の束を指します。この束が強く引っ張られて、まひが発生した状態が、腕神経叢まひに当たります。

 主として、次の二種類があります。一つは、出産時に痛め付けられて起こる分娩(ぶんべん)まひ。一つは、オートバイの転倒などによって、しばしば見られる外傷性の腕神経叢まひ。

 どちらの場合でも、まひの分布の仕方により、上位型、下位型と、上位型と下位型の合併した全型に分けられます。

 上位型では、第5・第6頸椎(けいつい)の脊髄(せきずい)神経根、下位型では、第8頸椎、第1胸椎の脊髄神経根のまひが見られます。全型では、第5から第8頸椎の脊髄神経根と第1胸椎の脊髄神経根のすべてのまひが見られます。

 外傷の程度が強い時には、神経の根元が脊髄から引き抜かれ、重大なまひが発生します。

 比較的軽度のケースの治療では、薬物療法や電気療法などが行われます。断裂している神経のギャップ部分に、神経移植をすることもあります。

 引き抜き損傷のケースでは、どのような方法を行っても、まひの回復は望めません。代わりに、肩関節固定、肋間(ろっかん)神経の移行、神経筋移植などの手術が、早い時期から行われます。 

 

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