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ミネラル

ミネラルとは栄養学において、一般的な有機物に含まれる炭素、水素、窒素、酸素の四つの元素以外に、生体にとって欠かせない元素のことを指します。無機質とも呼ばれます。糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並んで、人間およびその他の生物が必要とする五大栄養素の一つにも数えられています。 

 ミネラルは体に不可欠な微量栄養素でありながら、生物体内で作ることができないため、食物あるいはその他の形態で摂取しなければ、生命を維持することができません。人体には40種類以上のミネラルが含まれていますが、そのすべてが人体にとって必要不可欠なものかどうかは明らかでありません。

日本においては、厚生労働省によって 亜鉛、カリウム、カルシウム、クロム、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マグネシウム、マンガン、ヨウ素、リンの12成分が示されており、食品の栄養表示基準となっています。

 現代の食生活では、加工食品を摂取する機会が多いため、加工の過程で失なわれてしまいやすいミネラル類が不足し、一方で、加工の過程で加えられるミネラル類が過剰摂取になりやすいようです。

 人体は、ミネラル類の不足状態、あるいは過剰摂取をまったく自覚できません。それゆえ、ミネラル類の摂取に配慮した食生活が必要です。一般的な注意としては、精白、精製している加工食品ばかりを食べないこと、六つの基礎食品、すなわち、良質な蛋白(たんぱく)質、カルシウム、カロチン、ビタミンC、糖質、脂肪のすべてを毎食、食べることとなります。

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【健康実用辞典】

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