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ムチン
オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、あしたば、さといも、長いも、いちょういも、つくねいも、なめこ、納豆、うなぎ、どじょうなどに含まれるヌルヌル、ネバネバした成分のことで、蛋白(たんぱく)質と多糖類であるガラクタンやマンナンなどが結合した粘性物質。胃や腸などの消化管、気管、生殖腺、目など、人体の粘膜の表面を覆う粘液の主成分もムチンです。
ムチンを摂取することにより、消化管などの粘膜にくっつき、表面を保護して潤滑にする作用があるため、消化器官では胃潰瘍(かいよう)や胃炎の予防、改善に効果があり、呼吸器官では鼻の粘膜を丈夫にして、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくする効果があります。また、肝臓や腎臓の働きを助けたり、便秘を改善する効果なども期待できます。
なお、ムチンの持つ蛋白質分解酵素は熱に弱いので、生のまま食べるか、短時間の加熱にとどめるようにすると、効果が発揮されます。
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【健康実用辞典】
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