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パンガミン酸

ビタミンに近い働きをするビタミン様物質で、活性酸素を抑える抗酸化物質

パンガミン酸とは、ビタミンに近い働きをする水溶性ビタミン様作用物質。別名でビタミンB15とも、パンガム酸とも呼ばれています。

抗酸化物質として、ビタミンEによく似た働きをします。ビタミンE、ビタミンCと一緒に取ると、その効果が高くなります。

ほかにも、肝臓の機能を高めて体内の有毒物質を排出する、肝硬変の予防をする、酒への欲求を減らす、免疫機能を向上させて病気への抵抗力を高める、細胞の寿命を延ばす、肌の老化を抑える、疲労の回復を早める、血中コレステロールを減らす、蛋白(たんぱく)質の合成を助けるなどの働きが期待されています。

狭心症とぜんそくの症状を和らげる、環境汚染物質から体を守る働きも期待されているため、環境汚染の地域や都会に住んでいる人には重要な栄養素ともいえます。

現在のところ、パンガミン酸の研究は限られていますが、不足したり欠乏した場合には、分泌作用を営む腺(せん)および神経の障害、心臓病、酸素飽和した組織の減少などが考えられます。

食品の中では、ごま、かぼちゃの種、玄米、小麦、ビール酵母などに多く含まれています。最も一般的な1日当たりの摂取量は50〜150mg。

サプリメントなどとして販売されているものは、業者によって成分がまちまちです。その成分の多くが、天然物ではなく工業的に合成された化合物です。

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