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脳内モルヒネ
「脳内モルヒネ」は「脳内麻薬」とも呼ばれ、プラス思考をしたり、気分のよい時に脳内に分泌されるエンドルフィンなど、脳内で機能して、モルヒネにも似た作用を示す物質のことを指します。
本物のモルヒネは、けしの未熟な果実に含まれている物質で、ニコチンやコカインと同じアルカロイドの一種です。鎮痛、麻酔作用があり、多幸感を生むともいわれています。
「ランナーズハイ」と呼ばれ、マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用は、エンドルフィンの分泌によるものとの説があります。また、性行為をすると分泌されるβ-エンドルフィンも脳内モルヒネの一種で、モルヒネに比べて6.5倍の鎮痛作用があるとされています。
こうした脳内モルヒネには、免疫力を高め、成人病を防ぐ薬理効果があるともいわれ、今まで、約40種類が発見されています。
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