|
…………………………
【イチオシ!はこちら!】
……………………………
中性脂肪
中性脂肪とは中性脂質ともいわれ、動物の皮下や植物の種子などに蓄積する固形脂肪の主成分で、脂肪酸のグリセリンエステル(エステル)を指します。この脂肪酸グリセリンエステルには、トリグリセリドを主体にモノグリセリド、ジグリセリドという3つの脂肪酸が存在し、グリセリン(グリセロール)という物質と結び付いた形をしていて、中性を示します。
また、血液中に含まれる中性脂肪のほとんどがトリグリセリドであるため、中性脂肪はトリグリセリドと同義とする場合もあります。
簡単にいえば、中性脂肪とは、いわゆる体に付く脂肪のこと。摂取した炭水化物や脂質のうち、エネルギーとして消費されずに余った分は、中性脂肪として体内の脂肪細胞の中に蓄えられ、必要に応じてエネルギーとして使われます。体温を保ったり、外部からの衝撃を吸収するなどの役割もあります。
しかしながら、必要以上に蓄えられた中性脂肪は、体に弊害をおよぼします。中性脂肪が皮下脂肪として蓄えられると肥満になり、肝臓にたまると脂肪肝になります。血管中にたまると動脈硬化を引き起こしたり、心筋梗塞や狭心症を増やします。
中性脂肪を減らすためには、アルコール、脂肪、糖質などを取りすぎず、適度に運動することが大切です。
なお、中性脂肪の成分である脂肪酸は、動物においてはステアリン酸、パルミチン酸など飽和脂肪酸が主であるのに対し、植物においてはオレイン酸、リノール酸、リノレン酸のような不飽和脂肪酸を多く含みます。従って、動物性の中性脂肪は室温で固体であるものが多いのに対して、植物性の中性脂肪は室温で液体の場合がほとんどです。
………………………
【健康実用辞典】
【メディカル・チェック】
Copyright(c) 2005~
KENKOSOZOJUKU