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第三類医薬品

第三類医薬品とは、一般の人が医師の処方せんがなくても購入できる一般用医薬品(OTC薬)の中で、最も安全性が高いもの。一般用医薬品は薬事法により安全性の面から、副作用や相互作用などに最も注意が必要な第一類医薬品、2番目に注意が必要な第二類医薬品と、この多少注意を要する第三類医薬品の3つのグループにランク付けされています。

第三類医薬品は、薬剤師または薬の販売を許された登録販売者が販売できます。販売者には、購入時に質問がない限り購入者に薬の情報を提供する義務はないため、対面販売である必要はなく、インターネットでの販売や電話などを利用した通信販売ができます。

薬事法改正により2009年6月から薬の販売制度が変わり、自分に合った薬を安心して使用できるように、一般用医薬品がリスクの程度に応じて3つにランク付けされたのに伴い、登録販売者制度が新設されました。

これにより薬剤師以外の専門家として新たに登場した登録販売者というのは、薬の販売に関する資質確認のための都道府県試験に合格し、登録を受けた専門家で、第二類医薬品や第三類医薬品について販売したり、相談に乗ったりすることができます。

服用に際して薬剤師の指導が必要な第一類医薬品を除き、これまで薬局、薬店でしか購入できなかったものが、登録販売者がいるスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ディスカウントストアなどでも購入できるようになりました。第二類医薬品と第三類医薬品で、一般用医薬品の約9割を占めています。

第三類医薬品に分類されているのは、ビタミン剤、整腸薬、健胃薬、胃腸薬、便秘薬 、消炎・鎮痛の外用薬、目薬・洗眼剤、皮膚保湿剤、傷薬、消毒薬、痔(じ)の薬、口中薬、肥満・コレステロール改善薬、栄養保健薬、避妊薬、小児・幼児・乳児用薬など。

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