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世界脳卒中デー

世界脳卒中デー(World Stroke Day)とは、世界脳卒中機構(World Stroke Organization、WSO)が毎年10月29日に定めている記念日。

世界脳卒中機構は、南アフリカ共和国のケープタウンで開催された脳卒中国際会議で、国際脳卒中学会と世界脳卒中連合が統一されて、2006年10月29日に創設されました。以来、10月29日を世界脳卒中デーとして、毎年、脳卒中問題への関心を高めるための活動の日としています。

2010年10月29日においては、脳卒中の世界的なまん延に対応して2年間に渡る「One in Six(6人に1人)」キャンペーンを開始しています。同キャンペーンでは、世界で年齢、性別を問わず、6人に1人の割合で脳卒中を発症し、毎年約600万人が死亡している事実を広く伝え、脳卒中の予防と脳卒中患者の生活の質の向上を訴えています。

60歳以上では脳卒中が虚血性心疾患に次ぐ死因第2位となっており、15歳から59歳においても5番目の死因となっています。そして、脳卒中は新生児を含む子供にも起こっています。毎年約600万人の死者は、AIDS、結核、マラリアで亡くなる人を合わせたよりも多い数です。なお、日本のみでの統計では、5人に1人の割合で脳卒中を発症し、9人に1人が脳卒中でなくなっています。

One in Sixキャンペーンでは、次の6つの簡単な目標に向かって行動することで、脳卒中の発症の危険性を減らし、発症後の負担を軽減することを目指しています。

1.自分の危険因子を知ろう:高血圧、糖尿病、脂質異常症が代表的な危険因子です。

2.日ごろから身体をよく動かして、定期的な運動に努めよう。

3.健康的な食事で肥満を防ごう。

4.飲酒はほどほどに。

5.たばこの煙を避けよう。喫煙者は直ちに禁煙外来を受診しよう。

6.脳卒中の徴候(症状)を学び、発症時にわかるようになろう。

 日本国内では、日本脳卒中協会主催の関連イベントなどが予定されています。

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