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事故情報データバンク
事故情報データバンクとは、消費者庁が2010年4月1日から、国の9つの省庁・機関が持つ事故情報を集めて、インターネット上に稼働させたデータベース。
同日時点で約1万4800件にアクセスでき、国民は身近でどのような事故が多いかや、危険な製品について知りやすくなりました。
自由に閲覧、検索できるのは、消費者庁や厚生労働省、経済産業省、国土交通省など9つの省庁・機関がこれまで個別に保有していた事故情報。製品事故に限らず、食中毒事故や都市公園の遊具などでの重大事故なども検索できます。
「子供」や「高齢者」などのテーマ別にリストアップ。「事故」というキーワードで検索すると、経済産業省所管の製品評価技術基盤機構の事故情報(開設時6600件)や、全国の消費生活センターの相談をまとめたPIO−NET(同6300件)、消費者庁の重大事故情報(同250件)などがまとめて表示されます。
「ベビー用抱っこひもの自主回収(消費者庁)」や、「まつ毛エクステンションの危害(国民生活センター)」といった各機関の注意喚起情報も見られます。
ただ、厚生労働省所管の医療事故の情報は、患者らのプライバシーに配慮した公表の在り方が決まっていないとして除かれました。
今後、事故情報に写真を付けるなどしてわかりやすくしたり、文部科学省が持つ学校内の事故情報を増やしたりすることも検討中。同庁消費者安全課は、「運用しながら改善を図りたい」と話しています。
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