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骨髄バンク

骨髄バンクとは、白血病などの血液疾患の治療として骨髄移植が必要な患者のために、血縁関係のない健康な人から提供される骨髄液を世話する仕組み、および当該する業務を担う公的機関のことです。

世界各地に設置されており、とりわけアメリカ、ドイツ、イギリスでは活動が盛んです。日本においては、骨髄移植推進財団が主体となり、日本赤十字社や各都道府県などの協力を得て、1991年12月より日本骨髄バンクの運営を行っています。

この骨髄バンクの、骨髄提供希望者であるドナー登録者は、2008年1月15日、財団が目標にしていた30万人に達しました。登録の受け付けが始まった92年1月から16年での到達で、9割の患者に少なくとも1人、骨髄移植に必要な白血球の型(HLA)が一致する適合者が見付かる確率であることから、目標とされてきた人数でした。白血球の型の適合確率は、兄弟間で4分の1、非血縁者間だと数百人~数万人に1人しか適合しないといわれています。

骨髄移植は93年以降、累計8965件で、移植の希望者は2007年末で国内に1370人いますが、93.5パーセントの人に1人以上のドナー候補者が見付かっています。

ドナーとなるには、以下のような登録条件を満たしていなければなりません。登録時の年齢は18歳~54歳、提供時の年齢は20歳~55歳、体重が男性45kg・女性40kg以上で過度の肥満ではない、すなわちBMI=体重kg÷身長m÷身長mが30未満、最高血圧90~150・最低血圧100以下、輸血経験・貧血・血液疾患経験・感染症はない、投薬していない、など。

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