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コマツナ(小松菜)
コマツナ(小松菜)とは、アブラナ科の1、2年草でツケナ類の一種。江戸時代から栽培されており、現在の東京都江戸川区小松川が原産地なので、小松菜という名前が付きました。
昔は、冬場に収穫されるので冬菜、雪菜、ウグイス菜などとも呼ばれていましたが、今は1年中出回っています。ツケナ類にはこのほか、新潟県で栽培される女池菜(めいけな)、大阪府を主産地とする大阪シロナ、長野県の野沢菜などがあります。また、雪白体菜(せっぱくたいさい)という品種の若採りしたものは、ツマミナと呼ばれます。
コマツナの見た目はホウレン草に似ており、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄など含まれる栄養分もホウレン草に似ていますが、ビタミンB2の含有量は野菜の中でもトップクラスで、カルシウムの量は100g中170mgとホウレン草の約3・5倍です。カロチンの量も同じぐらいなので、総合評価ではホウレン草より栄養価が高くなっています。
できるだけ多く摂取したい食材で、風邪予防、がん予防、骨粗鬆(こつそしょう)症予防、動脈硬化予防、ストレス予防、不眠予防、貧血予防、美肌保持、歯の健康につながります。
食べ方は、和(あ)え物、おひたし、炒(いた)め物、汁の具などに用いるほか、ジュースにするのも一案。
コマツナは、ホウレン草に比べて日持ちが悪いため、購入した日のうちに使い切るのが理想です。数日間、置く場合は、根元を水で湿らせたキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するか、硬めにゆでて冷凍保存します。
買う時は、葉っぱの緑色が濃く、小ぶりな物を選びます。葉っぱが黄ばんでいる物や、しおれている物は、ビタミンCの破壊が進んでいるので避けること。
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